書籍『「非常時」の記録保存と記憶化』

by , 東京ウィキメディアン会とedit Tangoのメンバー。Wikipedia日本語版への作成記事数は1000記事超、約30記事の良質な記事を執筆。2014年からウィキペディアタウンなどのアウトリーチ活動に参加し、Wikipedia関連イベントにおける説明や編集サポートなども行っている。2022年の書籍『司書名鑑』（青弓社）にウィキペディアンとして掲載された。
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2023年に地方史研究協議会が出版した書籍『「非常時」の記録保存と記憶化』を読みました。

館山市図書館の司書も執筆者のひとりであり、2019年に館山市図書館が開催した「ウィキペディアタウンin館山」について事例紹介で言及されています。このイベントでは同年9月に発生した令和元年房総半島台風などがWikipediaに記録されました。


Wikipediaの講師は日本各地でWikipediaに関する企画を行っている海獺さん。「（気象庁長官が狩野川台風に言及した日には）1958年の狩野川台風の記事が40万以上のアクセスを記録した。それだけ多くの人が60年前の台風を検索した。我々がいま房総半島台風を記録することで未来の誰かの役に立つ」（大意）というコメントが引用されています。


40万とは桁を間違えたのではないかと思えるほどのアクセス数です。普段のWikipedia「狩野川台風」は30〜50ビュー/日ですが、2019年10月11日だけは46万ビュー/日を記録したようです。

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