東京外国語大学コモンズカフェ「もっと知りたいウィキペディア」開催記録

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稲門ウィキペディアン会の Eugene Ormandy です。2024年9月25日(水)に、東京外国語大学フィールドサイエンスコモンズ (TUFiSCo) が開催した「もっと知りたいウィキペディア」というイベントに講師として登壇したので、その模様をまとめます。

Uraniwa, CC0

経緯

2024年某日、TUFiSCo に所属する研究者の方から「ウィキペディアについてのレクチャーを実施してほしい」という依頼があったので、お引き受けしました。

東京外国語大学では、2022年と2023年にも、私を含む有志のウィキペディアンが編集イベントを開催しています。これらのイベントは、「東京外国語大学でイベントを開催させてほしい」というウィキペディアンたちの依頼に、大学および研究者の皆様が応じてくださったことで実施できたものなのですが、今回はなんと大学の方から依頼がありました。大学が主体的にウィキペディアに関わってくださったことに、いちウィキペディアンとして大変感銘を受けました。

ちなみに、今回依頼してくださった研究者の方は、2023年のイベントに参加されていました。イベント後もウィキペディアの編集に興味を抱き続けていたとのことで、大変ありがたい限りです。なお、2022年、2023年のイベントの記録は以下のとおりですので、興味がある方は是非ご覧ください。

2023年に東京外国語大学で実施したレクチャーの様子。(JNakayama-WMF, CC BY 4.0)

当日の流れ

レクチャーは、ウィキペディアの仕組みなどについて説明する第1部と、実際にウィキペディアを編集する第2部で構成。第1部については、オンライン参加も受け付けました。当日現地で参加してくださったのは8名、オンラインで参加してくださったのは6名でした。なお、レクチャーは東京外国語大学付属図書館4階「TUFS-ラーニングコモンズ」にて実施しました。

東京外国語大学。(Eugene Ormandy, CC0)

第1部

15時から16時にかけて第1部を実施。イントロダクション、方針説明、実際の編集画面の提示、図書館や大学におけるウィキペディア編集イベント、質疑応答という5つのセッションを実行しました。

1. イントロダクション

イントロダクションではまず、「小学生に『ウィキペディアって何?』と聞かれた際、どのように答えますか?ウィキペディアってSNSでしょうか?教科書でしょうか?掲示板でしょうか?それとも論文でしょうか?」という問いかけをした上で、「ちなみに私はウィキペディアの編集を始めるまで、この問いには答えられませんでした」と告白。その後、日本語版ウィキペディアのメインページおよび「Wikipedia:ウィキペディアについて」というページを提示し、ウィキペディアは(基本的には)誰でも編集できるフリーの百科事典であることを説明しました。

その後、百科事典と辞書は混同されがちだが別物であること、「フリー」とは単に無料という意味ではなく、自由に利用ができるという意味であることを解説。さらに、ごく簡単にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスについても紹介しました。そして、「もしこれらの議論に興味がある方は、フリーカルチャーローレンス・レッシグについて調べてみてください」という補足を行いました。

なお、これは私の個人的なこだわりですが、限られた時間でレクチャーを行う際は、説明が詳細になりすぎないよう注意する一方で、「もっと知りたい」という方のための「次の一歩」を示すように努めています。

フリーカルチャーの提唱者の1人ローレンス・レッシグ。(Robert Scoble from Half Moon Bay, USA, CC BY 2.0)

2. 方針説明

ついで、ウィキペディアの方針やガイドラインについての解説を行いました。具体的には、以下の9パートに分けて、段階的に説明しました。

2-1. 基本的には誰でも編集できる

まずは「Wikipedia:ウィキペディアについて」を改めて参照しつつ、ウィキペディアは基本的には誰でも編集できるということを再確認しました。また、ウィキというシステム(ブラウザを用いれば誰でもコンテンツの編集が可能)についてもごく簡単に解説しつつ、「ウィキペディア」という単語は「ウィキ」と「エンサイクロペディア(百科事典)」のかばん語であることを説明しました。

ちなみに「ウィキペディアは誰でも編集できる」と言い切らず、「基本的には」という但し書きをつけるのは、世界にはウィキメディア・プロジェクトへのアクセスが禁止されている国もあるという事情や、そもそもインターネットへのアクセス自体が難しい地域に住む人もいるという事情を踏まえたものです。これらについてレクチャーでは言及しませんでしたが、世界が直面する課題を忘れないようにしようという思いを込めて、上記のような言い回しをしています。

ナイジェリアの Federal Government Boys College Garki Abuja の学生たち。インターネットへのアクセスが困難な学校のためのプロジェクト Kiwix4Schools を実施しています。(Oby Ezeilo, CC BY-SA 4.0)

2-2. ウィキペディアには編集方針が存在する

ついで「ウィキペディアは何でもかんでも書いていいというわけではなくて、編集のための方針やガイドラインが存在します。今から重要なものを抜粋して解説しますね」と述べました。

余談ですが、ウィキペディアの解説にあたって私はこの短いワンクッションを大事にしており、スライドもここで1枚作成するようにしています。というのも、単に「ウィキペディアは誰でも編集できるフリーな百科事典です。編集にあたっては検証可能性などの方針があります」と述べるよりも、間に「ただ、基本的には誰でも編集できるとはいえ、何でもかんでも書いていいわけではないんです」といったブリッジを挟むことで、参加者が話についていけなくなる可能性が下がると思われるからです。

2-3. 三大方針

その後、日本語版ウィキペディアの三大方針を、「検証可能性」「独自研究は載せない」「中立的な観点」の順番で説明しました。下記の図にあるように、三大方針は互いに補完し合うものと解釈されるので、どの順番でも説明可能なのですが、私は上記の順番が一番しっくりきます。

ウィキペディアンの皆さんにとっては冗長かと思いますが、記録のために、三大方針の説明方法についても記しておきます。

まずは「検証可能性」を取り上げました。「大雑把に言えば『ウィキペディアの記述には出典をつけようね』という方針です」と説明したのち「ただし、出典ならば何でもいいというわけではありません。個人のブログや、いわゆるトンデモ本は避けましょう(信頼できる情報源)」と述べ、さらに「仮に真実であったとしても、資料に書かれていないものはウィキペディアでは取り上げられません。新発見は論文などに書いてください(真実よりも検証可能性)」と説明しました。

ついで「独自研究は載せない」について説明。「前述のとおりウィキペディアでは検証可能性が重視されるので、自分の考えなどを書いてはいけません」と述べたのち、「これは注意しなくてはいけないことですが、出典をつけた状態で独自研究をすることもいけません」と解説。具体例として「『指揮者Aは2020年1月1日にベルリンにいた』という資料と、『指揮者Bは2020年1月1日にベルリンにいた』という資料を出典として『指揮者AとBは2020年1月1日にベルリンで会ったに違いない』と書くのはダメです」と述べました。なお、本ケースは検証可能性に反しているとも解釈可能ですが、話が複雑になるのでレクチャーでは言及しませんでした。

最後に「中立的な観点」を紹介。さまざまな立場の意見を紹介するよう努めようという方針ですと紹介しました。そしてその後「もちろん完全な『中立』など不可能ですし、根拠のないトンデモ論を『意見の一つ』として紹介する行為については議論もありますが、個人的には『中立的な観点』を標榜することそのものに意義があると思っています」と補足しました。

三大方針の図解。(Ocdp, CC0)

2-4. 五本の柱

三大方針の解説後、その基盤となる五本の柱についても解説。こちらは三大方針と共通する部分も多いので、タイトルをざっと紹介する程度にとどめました。

  • ウィキペディアは百科事典です
  • ウィキペディアは中立的な観点に基づきます
  • ウィキペディアの利用はフリーで、誰でも編集が可能です
  • ウィキペディアには行動規範があります
  • ウィキペディアには、確固としたルールはありません

2-5. その他方針・ガイドライン

その後「他にも、ウィキペディアにはいくらかガイドラインがあります。例えば、存命人物の記事を書くときは気をつけよう、多重アカウントの作成はやめよう、他の記事からのリンクを最低1つは貼ろうといったものですね」と紹介。これらの詳細を解説することも可能でしたが、時間と情報量を考慮し控えました。

続けて「ウィキペディアンでも、全ての方針、ガイドラインに精通している人はいないと思います。書きながら学んでいきましょう。興味がある方は『方針とガイドライン』というページを確認してください」と述べました。

レクチャーの様子。(JNakayama-WMF, CC0)

2-6. 運営体制

ここからは具体的な編集方針から運営体制へ話題を移し、「ウィキペディアをはじめとするウィキメディア・プロジェクトの編集を行うのはボランティアたちで、言語版ごとに独自の運営を行なっていますが、サーバーの維持管理などを行うのはアメリカ合衆国の非営利団体ウィキメディア財団です。なお、ウィキメディア財団はウィキメディア・プロジェクトの内容には基本的に介入しません」と解説。また、ウィキメディア財団はボランティアたちの編集イベントの経費を支援することもあるとも紹介しました。

2-7. イタズラにはどのように対処しているのか

続けて「イタズラに対処するのも、基本的にはボランティアたちです」と解説。問題があると思われる記述は、個別の記事のノートページで議論を行なったのち、ウィキペディア記事から消されると説明しました。また、私が除去作業を行なった「オトマール・スウィトナー」のノートページを提示し、具体的な除去プロセスを示しました。

その後「先ほど『ウィキペディアから記述が消される』と言いましたが、実はこれは2種類あります。履歴を辿れば消された内容を確認できる『除去』と、著作権上の問題から履歴を辿っても確認できない『削除』です」と解説。これにあわせて、ウィキペディア記事の履歴は追跡可能であること、そして個別の利用者の編集履歴も全て追跡可能であることを説明しました。

なお、私は上記のとおり、「除去」と「削除」の違いを説明するのは、「個別の記述の存続についてはノートページで議論される」というシステムを説明した後でいいと思っています。最初から細かい違いを説明すると、聞き手が混乱する可能性があるので。

2-8. つまりウィキペディアでは何ができないのか

その後、これまで説明した事項のまとめとして「ウィキペディアでできないこと」を下記のとおり列挙しました。

そして、ウィキペディアンが行うべき作業は「資料に書いてあることを淡々とまとめること」だとまとめました。今回のレクチャーでは、ここだけでも覚えて帰っていただければ大成功だと個人的には思っています。

2-9. なぜこんなに面倒くさいのか

また、ウィキペディアでこんなにも面倒臭いシステムが採用されている理由は「見ず知らずのアマチュアたちによる共同作業で、クオリティの高い百科事典を作成するため」だと思われるという私見も披露。さらに、現時点でウィキペディアはかなり成功している百科事典の一つになってしまっているという指摘した上で、「ウィキペディアとは『絶対に80点以上は取れないものの、何とか60点以上は取れそうなプロジェクト』なので、この点数を少しずつ上げていくのが我々の仕事なのかなと思っています」という所信表明(?)をしました。

A large crowd in Wikimania Katowice, 2024
世界中のウィキメディアンたち。ポーランドで開催されたウィキマニア2024にて。(Patryk Kajdrowicz for 24klatkifilmy, commissioned by the Wikimedia Foundation, CC BY-SA 4.0)

3. 実際の編集画面の提示

30分ほど一方的に話し続けたので、参加者の気分転換もかねて、実際の編集作業を見ていただくことにしました。このパートでは「事前に用意していた論文を参考文献として活用し、既存のウィキペディア記事に加筆する」という作業に取り掛かるつもりだったのですが、アクシデントが発生。どの論文を活用してどの記事を加筆するのか、その場でド忘れしてしまったのです。

仕方がないので「すみません1分だけ時間ください!」とお願いし、加筆できそうなものを大急ぎでサーチ。その結果、何とか「梅津理恵」に出典を追加することができました。本件は、今回のイベントにおける最も大きな反省点です。次回は、デモンストレーション用の加筆記事と参考資料をきちんとメモして、その場でド忘れしても問題なく進行できるようにします。

なお、編集画面の共有にあたっては、まずビジュアル編集とソース編集の2種類があるということを示しました。その後、ビジュアル編集モードの出典付与機能を活用し、論文を参照しながら著者やタイトルといったパラメータを入力していきました。

4. 図書館や大学におけるウィキペディア編集イベント

編集作業画面の共有がひと段落したのち、再びスライドを活用した講義へ。これまで示した各種情報を踏まえた上で、「図書館や大学にとって、ウィキペディアは非常に可能性のあるメディアです」と説明しました。そして、その理由として「自館のもつ知的資源(参考資料など)をウィキペディアに反映できる」「出典の明示や、先行研究のまとめ、資料の調べ方といった、論文の書き方の初歩を学ぶことができる」「学生、利用者の学習モチベーションを高める契機となりうる」という3点をあげました。

特に3点目については、私自身が大学時代に感じていた「授業のレポートは頑張って書いても教員にしか読まれないのでやる気が出ないが、ウィキペディアはインフラとして他人の役に立つのでモチベーションが上がる」という思いを共有したところ、イベントに参加した大学教員の方々から「たしかに……」という反応がありました。

その後は、図書館や大学で実際に開催されたウィキペディア編集イベントを紹介。具体的には、地域の情報を編集するウィキペディアタウン、雑誌専門図書館の大宅壮一文庫で開催された WikipediaOYA、東京国立博物館における編集イベント、シェイクスピア研究者の北村紗衣さんが武蔵大学で開催しているウィキペディアの翻訳クラスを紹介しました。

2022年に大宅壮一文庫で開催された WikipediaOYA の様子。(Araisyohei, CC BY-SA 4.0)

5. 質疑応答

最後の10分ほどで質疑応答を実施。絶滅の危機に瀕した言語のウィキペディアについての質問と、ウィキペディア編集のモチベーションについての質問がありました。

まずは、「絶滅の危機に瀕した言語のウィキペディアはどのように新設されるのか」という質問がありました。こちらには「インキュベーターというプロジェクトで議論したのち新設されます。最近だと、マレーシアで利用される中央ドゥスン語のウィキペディアが新設されましたね。なお、事前にインキュベーターで議論が行われる理由としては、適当に作成された人工言語のウィキペディアが作成されることを防ぐためなどが考えられます」と回答しました。

中央ドゥスン語の保存に取り組むマレーシアの学生ウィキクラブ “Kent Wiki Club” (Jjurieee, CC BY-SA 4.0)

ついで「ウィキペディアを編集していて嬉しい瞬間は?」という質問がありました。こちらにはまず、ウィキペディアンのモチベーションについての研究は色々あると回答。「自分の書いた記事が多くの人に読まれるのが嬉しい」という人もいれば、「自分が好きなコンテンツについての記事を作成できた時が嬉しい」という人もいますと紹介したのち、「私はウィキペディアの編集を通してインフラが拡充した時が嬉しいですね。例えば、日本語で書かれた資料がほとんどない指揮者のウィキペディア記事を、英語資料等を活用して立項した際です。『この指揮者に関する日本語の情報は、日本語版ウィキペディアが一番よくまとまっている』という状況を作れた時はやりがいを感じますね」と回答しました。

指揮者エンリケ・ホルダ。ホルダについて書かれた日本語資料はあまりないのですが、筆者が英語資料を活用して日本語版ウィキペディアを整備しました。(CC0)

10分ほど経過したのち時間となったので、第1部を終了。質疑応答も盛り上がり、大変嬉しかったです。

第2部

16時から17時30分過ぎにかけて第2部を実施。第2部では、現地参加者のみを対象として、実際にウィキペディアを編集していただきました。

0. 事前準備

第2部のために、事前に2種類の準備をしました。

0-1. 目標設定

1つ目の事前準備は目標設定です。まずは「初心者が1時間半でできないこと」を洗い出し、逆算して目標を定めました。具体的には、「図書館の資料を活用して記事を新しく作ること」「他言語版のウィキペディアを翻訳して公開すること」が不可能だと判断した上で、今回の目標は「既存のウィキペディア記事に出典を一つ追加すること」もしくは「既存のウィキペディア記事に出典付の記述を一文追加すること」としました。また、これらの目標は事前に主催者とも共有しました。

0-2. アカウント作成者権限を取得

日本語版ウィキペディアにおいて、同一ネットワークを用いて短時間に多数のウィキペディアアカウントを作成することは不可能です。そこで、その例外的な処置が可能である役職「アカウント作成者」の権限をイベント前に申請し、取得しておきました。なお、詳細等気になる方は下記をご覧ください。

1. アカウントの作成

まずは、ウィキペディアアカウントを取得していない方のアカウントを作成しました。具体的には、私がアカウント作成者として自分の端末から参加者用のアカウントを複数作成しました。なお、東京外国語大学のネットワークはアカウント作成が禁止されていたので、自分のスマートフォンの4G回線を利用しました。広域ブロックについてはあまり詳しくないので、今後きちんと勉強しようと思います。

なお、アカウント作成済みの方には、この時間ウィキペディアのメインページを閲覧していただきました。

2. 利用者ページに記入

その後、まずは編集に慣れていただくため、各自の利用者ページに「よろしくお願いします」と記入していただきました。また、編集にあたっては、編集の要約欄を記入するのが望ましいということもお伝えしました。

3. 利用者空間に下書きページを作成

続いて、利用者ページのサブページに下書きを作成していただきました。具体的には「利用者:Eugene Ormandy/下書き1」のようなページを作成していただきました。この際、標準空間と利用者空間の違いについても簡単に説明しました。

4. 利用者ページに下書きページをリンク

下書きを作成したのち、それを利用者ページにリンクしていただきました。具体的には「利用者:Eugene Ormandy」のページに「利用者:Eugene Ormandy/下書き1」というページへのリンクを貼っていただきました。

5. 加筆したい項目を探したのち下書きページで練習

その後「加筆したいウィキペディア記事を探して、加筆したい内容を下書きページで練習したのち、標準空間に反映してみましょう」と指示。また、「もし加筆したい記事が見つからない場合は、ウィキペディア記事『猿橋賞』に列挙されている受賞者の記事のうち、出典をつけられそうなものを探してみてください」ともお伝えしました。

なお、参加者のうち何名かから「標準空間の内容を下書きにコピーアンドペーストした上で練習したい」という希望があったので、履歴継承のやり方をレクチャーしました。履歴継承については、練習作業に移る前にお示ししたほうがよかったかなとも反省しました。

6. 標準空間に加筆

その後、参加者の皆様が標準空間に出典付与や加筆を実行。「こんなに簡単に編集できるんだ」という声を聞いてほっとしました。

まとめ

東京外国語大学で実施したウィキペディアイベントについてまとめました。本稿の執筆にあたっては、単に話したこと、実行したことをまとめるのではなく、その背景事情や「説明はしなかったが用意していたこと」についても記すよう意識しました。今後レクチャー等を実施するウィキペディアンの参考資料の一つになれば幸いです。

最後に、素敵な機会を提供してくださった東京外国語大学の皆様、そして参加者の皆様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

各種記録

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