東アジア、東南アジア、そして太平洋(ESEAP)地域は、地域の戦略的方向性と、ウィキメディア・ムーブメントとその運動戦略の中での役割を議論する戦略会議を、2年ごとに開催しています。今年はESEAPハブにとって重要な年であり、地域の長期目標を策定する上で大きな進展がありました。つまり、「変化の理論」の作成と、地域のウィキメディア・ハブとして最初の助成金提案書作成です。戦略サミットはコミュニティと提携メンバーに対して、地域内の変化と発展を議論し、連携とボランティア参加意識を強化し、ムーブメントに関する活動に役立つ価値あるスキルを開発し、地域のパートナーシップを育てる機会を提供します。
今年のESEAP戦略サミットは、フィリピンの首都マニラで開催されます。何世紀にもわたる文化遺産と歴史をもつ国の中心マニラは活気に満ち密度が濃く、数多くの異なるアジア文化の交流の場所です。長い伝統のある協力の「バヤニハン」は、フィリピン人の親切さと一体感の中心をなしています。連携の精神の中で、サミットはウィキ支援者フィリピン利用者グループ、シェアード・ナレッジ・アジア太平洋、フィリピン・パノラマ・コミュニティ、フィリピン・ウィキ協会という4つのウィキメディア・コミュニティ・グループと、独立したフィリピン人ウィキメディアンにより開催されます。マニラ首都圏での開催は、昨年のマレーシア、コタキナバルでのESEAP会議で行われた投票で決まりました。前回の戦略サミットは、2023年のウィキマニアに並行してシンガポールで開催されました。
戦略会議と交互に2年ごとに開かれるESEAP会議と違い、戦略会議は決まった形式の通常のプログラムはありません。そのかわり、議論のトピックスと作業グループはイベントの一般的目標、つまりESEAPハブ、運動戦略、変化の理論、その他がテーマです。具体的なトピックスとセッションは現在、ESEAP準備委員会がサミットのプログラムチームと協力して決めているところです。情報の詳細は決まり次第メタ・ウィキに掲載されます。
戦略サミットのために、ハブとその戦略についての知恵と知識のある参加者と繋がりたいと考えています。参加者には次のことが期待されます。
- ESEAPハブについて十分理解していること、特にその使命と展望について
- ウィキメディア・プロジェクトと広範なウィキメディア・ムーブメントに親しんでいること
- ウィキ・プロジェクトへの貢献とアウトリーチ活動への取り組みの際の、ボランティアと組織の役割についての知識―提携団体(Affiliates)を含む
- 実用または会話レベルの英語
サミットへの参加者は次の3つの方法により選ばれます。(1) 自己推薦、(2) 提携団体の推薦、そして(3) 招待。最後のグループは、ESEAP準備委員会、サミット主催チーム (COT)、ウィキメディア財団の選抜スタッフ、そしてイベントの参加が重要と考えられる主題専門家の方々のためのものです。もしあなたがESEAPハブのウィキメディア提携団体メンバーでしたら、私たちは既に先月、各グループごとに最大3名の参加を依頼する招待状をお送りしてあります。これは組織の役員やスタッフに限るものではありません。もし招待についてご存知なければ、主催チームにお問い合わせください。
コミュニティメンバーや提携団体に属さない個人の多くの方々は、自己推薦がもっとも適切な方法です。もしあなたがこのイベントに相応しいとお考えでしたら、自己推薦でサミットにお申し込みください。ESEAPの国や地域に住んでいるウィキメディアンはどなたでもスカラシップに応募できます。提携団体のメンバーであっても、提携団体の推薦を受けていない時は、自己推薦は可能です。
自己推薦と提携団体推薦の分として、全部で60名分のスカラシップを用意してあります。主催チームは、多様性や貢献の可能性に基づいてスカラーを選抜します。主催チームはまた、グループとコミュニティの公平性を考量して、提携団体推薦の一部のみを選出する場合もあります。このイベントは、会場と予算の制約により、自費参加の個人は受け入れていません。
ESEAP戦略サミットへの自己推薦による応募は2025年2月9日までに。
サミットについて何か質問がありましたら、遠慮なく主催チームにこの eseapsummit@wikimedia.org
Emailで連絡くださるか、メタ・ウィキにあるサミットの問い合わせページから主催者に個別にご連絡ください。
では会場でお目にかかりましょう!

Can you help us translate this article?
In order for this article to reach as many people as possible we would like your help. Can you translate this article to get the message out?
Start translation