ガザに注目プロジェクト

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ウィキメディア・クウェート利用者グループは、アラブ・コミュニティのなかでは新参者ですが、グループ創設者でディレクターのロターナと活発なグループメンバーである「サラム」の直接管理の元、ガザ地域の写真家や芸術家のボランティアチームと共に「ガザに注目」プロジェクトを立ち上げました。

グループがこの取り組みを行うのは、2023年10月から2025年1月にかけてガザ地域で行われた戦争の記録の重要性に強い信念を持っているからです。プロジェクトは、紛争の間に起こった重要な建物や出来事を撮影することで、歴史的証拠を保存するのに焦点を当てています。それには参加者が自分の携帯電話やカメラで撮影した、現地の実際の記録のコレクションを含みます。この取り組みより、このプロジェクトはこの危機的瞬間を保存し、未来の世代に伝えるのを目的としています。

成果

このプロジェクトは2025年1月25日に始まり、同年4月まで続く予定で、これまでに1,550枚以上の写真がウィキメディア・コモンズにアップロードされました。参加者はガザ地域の数多くの場所で、戦争の間に破壊された建物、道路、住宅、地域全体を撮影し記録しました。これらの写真の多くは参加者が北部から南部へ移動する間に撮影され、この地域の破壊と衝撃の最初の視覚的記録となっています。

強制移住

この写真はこの地域の住民の強制移住の様子を記録したもので、彼らは強いられて自宅を離れ、テントで暮らすために必要な物を携えています。

帰還の旅

帰還の旅は、住民がかつて住んでいた、今は破壊された家への道程を記録する、心をとらえる写真のシリーズです。これらの写真は物理的な廃墟の記録というだけでなく、争いによって様変わりした近隣を家族がたどる道のりにおける、喪失と復活の感情的な重みも伝えているのです。

食べ物

彼らの食べ物もまたこれらの写真に写っており、戦争中に人々が口にした質素な食事を記録しています。何枚かの写真は人々が、テントの中で手に入る材料だけによる手作りの道具で食事の準備をしていたことも伝えます。

ガザの子どもたち

地域の中の子どもたちの写真もあり、そこには子どもたちが恐れながら耐えていたこと、子ども時代が奪われたことが写し出されています。学校で遊ぶ子どもたちではなく、家族のために子どもが食物を売ったり持ち帰っている姿を見ることができます。

ガザ戦争中の生活の様子

写真には地域の人々の戦争中の生活の様子も記録されており、子どもたちが食べ物を取りに行く様子や、住んでいたテントの様子、利用可能な交通手段、その他悲惨な生活状況を伝えています。

空襲と爆撃の影響

私たちはまた封鎖された地域への空爆を記録すると共に、建物、学校、礼拝所、病院、その他の近隣地域がうけた壊滅的被害の写真を撮りました。

困難なこと

このプロジェクトに参加した人たちは、たくさんの困難に直面しましたが、それはインターネットへのアクセスがほとんどの時間に難しかったことや、プロジェクトに使う電話やデバイスの充電が何日もできなかったことなどです。戦争中の停電が何度も続いたので、彼らは町の中でソーラーパネルのある家や店のある地区に移動せざるを得ませんでした。若者の参加者はガザから世界に向けてこの困難な環境を実況中継し、その努力はこのプロジェクトの証拠となりました。

現在、チームは地域の冬の写真、今年のラマダンとラマダンの食事の写真をアップロードし続ける予定です。ですのでどなたでも地域の中で何が起こっているかを見ることができます―なぜなら写真は嘘をつかず、これからも嘘をつかないでしょうから

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