4月14日から5月16日まで、ウクライナ研究所、ウクライナ外務省、そしてNGOウィキメディア・ウクライナ協会は、年次情報キャンペーン「ウクライナの文化外交月間2025」をウィキペディア上で開催します。この企画は、ウィキペディア上で多言語によりウクライナとその文化についての記事を拡張し充実させることで、ウクライナについての知識に世界中からアクセスできるようにすることです。
キャンペーンは5年目を迎え、これまでにウクライナ文化に関する7,000以上の独自記事が、アラビア語、バスク語、ウェールズ語、インドネシア語、ベルベル語、ウルドゥー語、タガログ語、グジャラート語など様々な言語で作成されました。
「2021年以来、ウィキペディアの「ウクライナの文化外交月間」は、世界中のウィキペディア執筆者にウクライナとその文化遺産への関心を高めてきました。ウクライナへのロシアの全面戦争と、それに伴うロシアによる偽情報という状況下、真実を守り、事実に基づいた確かな情報の発信を確保することは極めて重要です。この文化的取り組みはウクライナの国際的発言力を強化し、情報の危機に対抗する上で大きく役立ちます」と、ウクライナ外務次官マリアナ・ベスタは語ります。
2年連続で、ウクライナ文化の脱植民地化はプロジェクトの主要テーマの一つです。ロシアによる本格的侵攻は、ウクライナの文化遺産に対する世界中の注目をもたらしましたが、その多くはまだ研究が十分でありません。それと同時に、ウクライナについての信頼できる情報の需要が増えています。新しい記事の作成と既存記事の拡充は、参加者の知識を増やすだけではなく、グローバルな情報空間でのウクライナの存在価値を高めるのです。
「文化の脱植民地化とは、歴史的正義を回復するだけではなく、国家が自分自身の物語を語る権利を確保することです。何世紀にもわたり、ウクライナはロシアの文化拡張にさらされ、ロシアは私たちの活動を横取りし私たちのアイデンティティを消し去ろうとしました。今や、私たちに課せられたのは文化財を保守するだけでなく、世界に向けて公開することです」と、ウクライナ研究所ボロディミル・シェイコ事務局長は語ります。
世界で最も大きく、最もアクセスしやすい情報源であるウィキペディアは、ウクライナについての多様な資源を多言語で掲載する必要があります。このキャンペーンは世界中の参加者に対し、彼らの母国語でのウィキペディア記事作成と改善を促し、ウクライナとその文化遺産についての知識の拡大に貢献するよう勧めています。プロジェクトはコンテストの要素もあり、熱心に参加した人には賞が授与されます。
「この5年間に、ウィキペディア上の「ウクライナの文化外交月間」は世界中の人々を結び付け、ウクライナの物語を多言語で共有するのに貢献しました。そして今年も継続され、これまでより一層重要です。昨年は、200人の参加者が1,200以上の新規記事を作成し、66の異なる言語で記事の追加と改善を行いました。今年は、新しい話題を求めるより多くのウィキメディアンが参加してくれるのを期待しています。書かれた記事はどれも、ウクライナへの注目と理解を深めるための次の一歩になるのです」と、NGOウィキメディア・ウクライナ協会イリヤ・コルニコ会長は語ります。
みなさん、どうぞこのプロジェクトに参加してください!
コンテストの詳細、おすすめ記事の一覧、そして参加ルールについては、プロジェクトのページをご覧ください。
UCDMysec #UEWikipedia #UkraineEverywhere

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