第5回ナレッジグラフ勉強会にウィキメディアンが登壇

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稲門ウィキペディアン会の Eugene Ormandy です。2025年8月1日、ナレッジグラフ若手の会が開催した「第5回ナレッジグラフ勉強会」に参加して、ブログ記事「LLMにプロンプトを与えるだけでウィキデータベースのGraphRAG風の処理ができるか実験してみた」の解説を行ったので、簡単にその模様を記録しておきます。

稲門ウィキペディアン会のロゴ (Uraniwa, CC0)

経緯

ナレッジグラフ(知識グラフ)に関心を抱く研究者や実務家が参加する「ナレッジグラフ若手の会」には元々参加しており、上述のブログ記事を執筆した際、運営チームから「次回の勉強会で発表してほしい」と連絡を受けたので承諾しました。

発表内容

勉強会では、ブログの内容について簡単に説明しつつ、自分の感想を述べました。具体的には「LLMから『エンティティ・リンキング (EL) なんて計算量の多いタスク、やってられねえよ!』と言われた気がした」「自然言語によるウィキデータ検索は精度が低いので、これが計算量増大の要因の一つなのかもと思った。先述のエンベディング・プロジェクトの進展に期待」などと述べました。もちろん「皆さんぜひウィキデータを編集してくださいね」と言うのも忘れませんでした。

なお、発表に用いたスライドはウィキメディア・コモンズにアップロードし、CC BY 4.0 のライセンスを付与しています。

まとめ

「第5回ナレッジグラフ勉強会」で行った発表についてまとめました。ナレッジグラフに関心がある研究者を対象としてウィキデータについて解説する機会は今後増やしていきたいですね。

ウィキデータ(ナレッジグラフの1つ)の可視化例 (Fuzheado, CC BY-SA 4.0)

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