ウィキペディアン Lin_xiangru へのインタビュー

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稲門ウィキペディアン会の Eugene Ormandy です。2025年8月、早稲田Wikipedianサークルおよび Wikimedians of Japan User Group のメンバーである、利用者:Lin_xiangruさん、通称りんさんにインタビューを実施しましたので、その模様を記録します。

稲門ウィキペディアン会のロゴ (Uraniwa, CC0)

編集を始めたきっかけ

Ormandy: りんさんはいつウィキペディアの編集を開始されたのですか。

りん: 2019年です。中学生の時ですね。ただ、今のアカウント (Lin_Xiangru) とは別のアカウントを使っていました。

当時はウィキペディアのルールもわからず、内容を精査することもなく機械翻訳で記事を作成していたのですが、それをある方に注意していただきました。あの時指摘していただけたことには、今でも感謝しています。

その後、クリーンスタートのためにアカウントを新たに作成し、今に至ります。

Ormandy: ウィキペディアというウェブサイトについて、いつ頃知ったかは覚えてらっしゃいますか。

りん: 小学生の時には知っていたと思います。元素について調べていた時、地元の小さな図書館に置いてある本には書かれていないような細かい情報も、ウィキペディアには書いてあるんだと思った記憶があります。

編集している記事

Ormandy: 現在、りんさんはどのようなウィキペディア記事を編集されていますか。

りん: 世界史関連の記事ですね。

Ormandy: 京都大学で化学を専攻しながら、ウィキペディアで高品質な世界史記事を執筆するりんさんはすごいな……といつも思っております。世界史はもともとお好きだったのですか。

りん: ありがとうございます。世界史が好きになった経緯は明確には覚えていないのですが、家系図を書くことは昔から好きで、そこから歴史に興味を持つようになりました。そして、日本語文献がほとんどない人物の情報を知るためにウィキペディアを閲覧するようになりました。

Ormandy: そこからウィキペディアでの活動が始まるのですね。記事の書き方はどのように身につけたのでしょうか。もともとHTMLなどのマークアップ言語はご存知でしたか?

りん: ウィキペディアの書き方は、他のウィキペディア記事のソースを見ながら覚えました。HTMLは知らなかったです。

Ormandy: 独学で身に付けたのですね。私自身は講習会で教えてもらったので、独学勢はすごいなと思うばかりです……!

りん: 編集方法を自分で探るのは、なかなか楽しかったです。今後は、ウィキデータの編集にも手を出したいなと思っています。

Ormandy: 楽しみにしています!

白瑠璃碗 (伝安閑陵古墳出土)東博エディタソンにて、りんさんが記事を作成しました。出典:Colbase (https://colbase.nich.go.jp/)

編集を続ける理由

Ormandy: りんさんがウィキペディアの編集を継続する理由はなんでしょうか。

りん: たくさんありますね……。まず、出典付きの情報を誰でも手軽に入手できるようにしたい、という思いが挙げられます。昔の自分のように、学術文献へのアクセスがあまり充実していない人たちが無料で読めるものを整備したいですね。

また、ウィキペディアは色々な人に読んでもらえる、というのもモチベーションの1つです。特に自分の書いた記事が、メインページ新着記事良質な記事に選出されると励みになりますね。

さらに、自分が現在学部生として所属する京都大学が、税金で購入した資料を使って、きちんと知を社会に還元したいという思いもあります。

Ormandy: よくわかります。

りん: とはいえ、根本的なモチベーションはやはり「楽しいから」「勉強になるから」なのかなと思います。

今後やりたいこと

Ormandy: 今後の目標はありますか。

りん: アウトリーチに積極的に参加したいですね。また、大学における多種多様なサークルと協力したいなという思いもあります。様々な興味関心を持つ人たちが参加すれば、ウィキペディアはより良くなるでしょうし。特に美術、伝統文化系サークルやまちおこしサークルと協働できればと思います。

私は現在、早稲田Wikipedianサークルおよび Wikimedians of Japan User Group に所属していますが、京都大学にも似たようなサークルを作れるといいなと考えています。できれば、教員も執筆活動に巻き込みたいですね。

さらに、ウィキペディア以外のウィキメディア・プロジェクトの編集にも関心を抱いています。特にウィキブックスの活用可能性について考えたいですね。

Ormandy: 今後の活動も楽しみにしています。本日はありがとうございました。

京都大学付属図書館。記事執筆に用いる参考文献が豊富にそろっている。 (桂鷺淵 CC BY-SA 4.0)

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