ウィキマニア・ナイロビの衝撃は、イベントそのものをはるかに超えています。8月6日から9日までの会議には、135カ国以上から2,676人以上が参加しましたが、対面では776人、オンラインでは1,900人以上でした。数週間たった今も、ウィキマニアの影響は私たちのムーブメントの中に波紋を広げています。
これまでに、第20回ウィキマニアは、コミュニティのプラットフォームを横断して100以上の記事に取り上げられ(今も増え続けてます!)、さらに国際メディアでも報道されています。見逃された方は、どうぞこの厳選リストをお読みください。
ムーブメント・ニュースでのウィキマニア・ナイロビ
ウィキマニアは閉会式で終わるのではなく、いろいろな方法で、たくさんの物語がそこから始まっています。参加者たちはすでに25以上の記事で、彼らが学んだこと、他のウィキメディアンたちとの交流の興奮、ナイロビの発見、そして故郷に持ち帰った連携についてシェアしました。
初参加者の眼を通して
ウィキマニアは世代を超えてウィキメディアンたちを集めました。20回目のウィキマニアという人もいましたが、およそ半分の参加者にとっては初めてのウィキマニアでした。
「ウィキマニアは私に、どんなに小さな国からやってきても、私たちの物語、言語、そして貢献は、世界にとって意味があることを教えてくれました。」― Gayo Bah、ガンビアのウィキメディアン
拡張権限を持つユーザーのためのプレカンファレンス
ウィキマニアの歴史で初めて、100人以上の拡張権限を持つユーザー(舞台裏で彼らは、私たちのウィキを安全に運用しています)がプレカンファレンスに集まり、安全性、プライバシー、そして彼らのツールについて議論しました。
- 第1回拡張権限を持つユーザーのための会議に参加した私の体験 – 拡張権限を持つウィキメディアンが、イベントで得た学びや共鳴した瞬間を共有します。
- 拡張権限を持つユーザーの対面会議に参加した私の経験―ウィキマニア2025、ナイロビ、ケニア – 小さなコミュニティからやってきたFulani215は、彼のホーム・ウィキに適用するのを楽しみにしている学びを振り返ります。
- 全ての瞬間が特別:私のウィキマニア@ナイロビの旅 – トルコのウィキメディアン、クルマンベックは、他の拡張権限を持つユーザーから得たサポートを語ります。
「拡張権限を持つこうしたユーザーが一緒に協力しているのを見て、トルコ語版ウィキペディアにダークモードを適用するモチベーションが高まりました。イスタンブールでのウィキメディア・ハッカソン2025でこれを実験し始めたのですが、ナイロビでのウィキマニア2025で本格的に取り組みました。」―クルマンベック
ウィキウィメン* サミット
ウィキウィメン* サミットはウィキマニアに盛りだくさんの議題を抱えて再びやってきました。日本のウィキメディアンの経験談、サミットの将来構想、そして主催者の視点をお読みください。
「チャットでは名前しかわからなかった各国の方たちと、ナイロビで直接会話することができ、なにより嬉しい事でした。」―Wadakuramon
アフリカのコミュニティからの学び
東アフリカで初めての開催となったウィキマニア・ナイロビで、参加者たちはアフリカのコミュニティと直に会話し交流しました。ナイジェリアからコートジボワールまで、ウィキメディアンたちは言語保存や、文化の尊重、そして自由な知識への参加促進に、ウィキメディア・プロジェクトをどう使っているかを共有しました。
- アルメニアのウィキメディアンがアフリカのウィキメディア・コミュニティを発見したこと、そしてプロジェクト全体に渡る彼らの活動がとても刺激的だったと語ります。
- 「オープン・ナレッジによる気候の正義と環境データマッピングの強化」に関する、満席のワークショップのハイライト」は、Code for Africaとアフリカウィキペディアン同盟が主導しました。
「私はアフリカのウィキメディアコミュニティが活動的な事を知っていましたが、ナイロビでのスケールと情熱には到底及ばないものでした。ウガンダからナイジェリア、ガーナにいたるまで、ウィキメディアンたちは彼らの文化遺産、図書館、博物館、そしてデジタル化プロジェクトについて紹介していました。」 – Mari Avetisyan
プロジェクト
- ウィキマニア2025でのミリオン・ウィキ・プロジェクトのセッションの舞台裏では、中東と北アフリカ地域に関するウィキメディアプロジェクトに、100万の新しい投稿と内容を目指しています。
- ペルーの自然遺産を紹介するWikiÁrbolesの取り組みでは、スカラーのGuillermo Carios Gomezがとても良い発表をしました。
- ウィキメディアプロジェクトでの気候変動に関する情報の正確さについての議論の要約。
- SPARQLとウィキファンクションに関するウィキマニア2025での学習。
- ウィキ会議への旅行をもっと活用するにはどうすればいいか自問したことがあるなら、ボリビアのウィキメディアンCarla Salazarが、その旅行を利用してウィキペディアに新しいコンテンツを作る彼女のやり方を教えてくれます。
「今年、初めて受けた参加助成金のおかげで、ケニアのナイロビで開催されたウィキマニア2025に参加する機会に恵まれ、WikiÁrbolesに関するポスター発表を行いました。すばらしい経験でした。会議に参加した多くの人がお互いをよく知っていたので、場違いに感じることもありました。しかし、困難はありましたが、WikiÁrbolesのようなプロジェクトはウィキメディア運動において重要な位置を占めていると確信しています。」 – Guillermo Carlos Gomez
ウィキクワイア
ウィキマニア2025でケニヤの歌を歌ったウィキクワイア公演の準備と舞台裏の紹介。
ヴァーチャル参加の体験
ウィキマニア2025に ヴァーチャル参加したウィキメディアンのEfiok Eduokと、さまざまなコミュニティから集まり、ヴァーチャルで学んだことを自分たちの地域のコンテンツに適用する計画を立てているフィリピンのウィキメディアンたち。
ニュースメディアで報じられたウィキマニア・ナイロビ
コミュニティでの報道と並行して、国際メディアは85以上の記事を配信し、会議の世界的な影響、知識運動の中でアフリカの成長する役割、そしてウィキメディアプロジェクトの背後にある協働活動を紹介しました。
ウィキマニアはカメルーン、インド、ケニア、ナイジェリア、オランダ、 南アフリカ、シンガポール、ウガンダ、そしてジンバブエを含む世界中で報道され、さらに多くの記事が全アフリカ地域のメディアに載りました。多くの記事で、ボランティアたち、ウィキメディアン・オブ・ザ・イヤー受賞者、そして広報担当者へのインタビューが報道されました。
参加者の一人、ウィキメディア南アフリカ協会会長のボビー・シャバングは、アフリカに関する知識の共有における成長の機会について次のように語りました。「何年もの間、ほとんどのアフリカ人がオンラインコンテンツを利用しているものの、オンライン知識に貢献しているのはほんのわずかだと気づきました。アフリカのコミュニティは、オンライン知識に自由に貢献できることを知るべきです」。
「今年のウィキマニアは、私たちの使命の本質である、包摂性、影響力、そして持続性を反映しています。この記念イベントを主催した東アフリカのリーダーシップは、地域の知識と世界的な協働が、世界における情報の共有とアクセスをどのように変革できるかについて示す、力強い例を提示しています。」– マリアナ・イスカンデル、ウィキメディア財団CEO
ウィキマニア・ナイロビから生まれた全ての物語は、ウィキメディア・ムーブメントとそれが支援するプロジェクトを可視化し、理解し、評判を高めるのに貢献しました。ウィキマニア2025をこのように広く語られる会議としてくださった全ての方々に感謝いたします。そしてもう一つの忘れがたいイベント、来年7月にパリで開かれるウィキマニアが楽しみです!






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