東博エディタソンにて、白瑠璃碗の記事を執筆しました

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早稲田Wikipedianサークルのりん(User:Lin Xiangru)です。2025年8月19日に開催された、東博エディタソンに参加して白瑠璃碗 (伝安閑陵古墳出土)の記事を執筆しました。本稿は、記事の執筆過程と東博エディタソンについての記録です。

白瑠璃碗 出典:Colbase (Colbase

私はエディタソンへの参加が初めてということもあり、なにか思い出に残る記事を作りたいと思っていました。そこで Colbase を用いて、東京国立博物館の所蔵品を閲覧していると、白瑠璃碗を発見しました。以前から、サーサーン朝関連の記事を執筆していた私にとって、サーサーン朝で制作されたこの白瑠璃碗は適した題材かと思いました。

弊校の大学図書館で参考文献を探しました。「白瑠璃碗」などで検索しても、文献があまりヒットしなかったため、「白瑠璃碗」を取り扱っているブログ記事の参考文献を探しました。結果として、大学図書館だけでも10冊程度集まりました。文献の集まり次第では国立国会図書館関西館の方まで遠征も考えていましたが、どうにかなりました。

エディタソンの前日までに、下書きを完成させるとともに、Wikidata の項目(Q135826434)を立項し、Wikimedia Commons にも写真を投稿しました。実はWikidata の項目を立てるのは初めてでした。蛇足ですが、エディタソンの前日には、国立国会図書館へ初めて入館しました。このような施設が身近にある東京の方を、とても羨ましく思いました。

エディタソンの当日は、午前中に博物館の鑑賞ということで、まず平成館に向かいました。秀逸な記事にも選ばれている銀象嵌銘大刀の実物を見れて満足しました。また、今回私が題材に選んだ白瑠璃碗との対面も実現しました。続いて東洋館へ向かい、東洋館の展示品を鑑賞しました。

午後は資料館にて編集を行いました。東博の図書検索は、白瑠璃碗への言及がある展示図録を探す際に非常に役に立ちました。それらの展示図録を用いて加筆したのち、どうにか当日中に立項することができました。

もし来年開催されるようでしたら、東洋館に展示されていた拓本の中から題材を選びたいと思いました。例えば、「雁塔聖教序」は褚遂良の作品として著名であるにも関わらず、記事は立項されていません。日本語版ウィキペディアで、書道はまだまだ未開拓な分野の一つです。個人的には、関西地方でも博物館エディタソンを開催してみたいですね。

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