例年11月に開催されている「ウィキペディア・アジア月間」を、今年も11月1日から30日にかけて開催いたします。母国以外(つまり日本以外)の「アジア」をテーマにしたウィキペディアのエディタソン(編集会)です。昨年の同エディタソンでは、およそ180本の記事が立項されました。
イベント概要
「ウィキペディア・アジア月間」は、ウィキペディアに「アジア」関連の記事を増やすことを目的としたイベントです。2015年以降、毎年11月に開催され、日本語版ウィキペディアでも毎回多くの良質なアジア関連の記事が立項されています。
今回のエディタソンでは、3000バイト以上(本文が1000文字以上)で、問題のない新規記事(一覧記事は除く)が対象となります。もちろん、イベント期間中である11月1日から同30日(UTC)の間に立項される必要があります。リダイレクト記事からの立項は対象となりますが、スタブ記事の加筆は対象となりませんので、ご了承ください。条件を満たすかどうかは、各言語版の世話人(今年度は私、Lin Xiangruが担当します。)が判定します。
条件を満たす記事を4本以上立項された方には、ウィキペディア・アジア月間の「バーンスター」を差し上げます。また、期間中最も多くの記事を作成された方には、「ウィキペディア・アジア月間・ゴールデン・アワード」として表彰されます。
参加方法
まずは、参加登録をしましょう。このページに署名をするだけです。
続いて、アジアにまつわる記事を執筆してみましょう。関連ポータルの執筆依頼にも記事の題材がありますよ。また、他言語版の記事からの翻訳でも構いません。テーマが思いつかないという方には、後述する今年の重点テーマから選ぶといいでしょう。
記事を執筆したら、統計ツールへの登録もお忘れなく。こちらに執筆した記事を登録していただけないと、記事の判定ができません。
今年の重点テーマ
例年、ウィキペディア・アジア月間では、その年に重点を置く5つの編集テーマが定められています。
そのテーマは、西アジアの「政治・歴史・文化に貢献した女性」、中央アジアの「郷土料理」、南アジアの「お祭り・儀式・口頭伝承」、東アジア・東南アジアの「ミスコンクイーン」(ミスコンなどで優勝した人)、アジア全域の「シルクロード沿いの文化遺産・歴史的遺跡」となっています。
今年の5つのテーマのうち、2つのテーマは女性にまつわるものです。以前参加した、アート+フェミニズム・エディタソンと同様に、今年のアジア月間も女性記事の執筆促進を目指しているのでしょうか。ミスコンクイーンとは、斬新なテーマだなと思っています。
お祭り・儀式・口頭伝承については、特に現在消滅の危機に瀕している伝統の記事の執筆が推奨されています。こちらもまた、ウィキメディアを利用して消えそうになっている事柄を記録する取り組みの一つですね。
まとめ
本稿では、ウィキペディア・アジア月間2025を紹介しました。毎年多くの良質なアジア関連記事が立項される、大いに意義のあるイベントです。皆様のご参加をお待ちしております。
私としても、皆さんの記事を熟読できるいい機会になりそうだと思っております。イベント終了後には、私が気になった記事をいくつか紹介しようかと思っています。面白い記事を心待ちにしております。
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