總持寺の梵鐘を訪れる
神奈川県横浜市鶴見区のJR鶴見駅前には總持寺があります。約14,000ケ寺からなる曹洞宗の大本山であり、広大な境内に様々な堂宇が建てられています。伽藍の中心にある仏殿など、登録有形文化財に登録されている建物も数多くあります。
私が總持寺を訪れたのはこれらの建物が理由ではなく、横浜市指定文化財に指定されている大梵鐘を見たかったからです。この梵鐘は1913年(大正2年)に鋳造されたものであり、直径1.9m、高さ3.2m、重量約18.5トンという関東最大級の大きさを有しています。
梵鐘の図案は公募によって渡辺仁の作品が採用され、京都の高橋才治郎と西澤吉太郎が鋳造にあたっています。あまりにも巨大なため、鋳物師が境内に鋳造所を設置して鋳造するという方式(出吹き)が採られています。なお、梵鐘が吊るされた鐘楼自体も、文化財的価値が認められて登録有形文化財に登録されています。

Wikipedia記事「總持寺」への画像の追加
首都圏からアクセスが容易な場所にある総本山ということで、總持寺は観光スポットの一つにもなっています。ただし、Wikipedia記事「總持寺」は2004年に作成され、その後21年間に渡って多くの方が編集を重ねてきましたが、梵鐘と鐘楼に関する有意な言及はなく、また、それぞれの画像も掲載されていません。Wikimedia CommonsのCategory:Sōji-ji (Yokohama)を見ても、梵鐘と鐘楼の画像は1枚もアップロードされていません。そこで私は、両者の画像をWikimedia CommonsのCategory:Temple bell, Sōji-ji (Yokohama)にアップロードした上で、Wikipedia記事「總持寺」にも掲載しました。

伽藍の中心にある立派な仏殿や大祖堂などと比べると、梵鐘や鐘楼は地味な工芸品/建物にすぎず、Wikipedia記事において存在が見落とされていることには理解ができます。現在のWikipedia記事には、心理学者であるジョージ・トランブル・ラッドの頌徳碑「ラッド博士之碑」など、鐘楼と同じ林の中にある数々の石造物に関する言及もありません。まだまだ加筆の余地がありそうであり、「ウィキペディアタウン」などのイベントで題材とするのも面白いかもしれません。
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