ESEAPカンファレンス2026参加者経験談(前編)

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本稿では、2026年5月15日から17日まで台湾の高雄で開催されたESEAPカンファレンス2026に参加した、日本のウィキメディアン13人の経験談を2回に分けてお届けします。13人のうち8人は初参加で、そのうち3人は学生でした。10代から70代まで、男女も半々のバラエティに富んだ参加者が、それぞれの視点で経験を語ってくださいました。なお、ESEAP会議に日本から参加したのは、2024年カンファレンス2025年戦略サミットに続き3回目で、来年は日本で戦略サミットを開催する予定です。

ESEAPカンファレンス2026に日本から参加したウィキメディアン (Aspere, CC0)

参加の動機

Ezokomachi:昨年国内のエディタソンに参加した際に ESEAPの存在を教えていただきました。Wikipediaの国際イベントには参加経験がありませんでしたが、同じアジア圏で活動するウィキメディアンたちがどのようなことを考え、何をしているのか知りたいと思ったので参加しました。

のりまき:Wikipedia日本語版で約20年間活動する中で、一度は国際的な催しに参加してどのようなものであるのかを感じてみたいと思い、参加しました。

Lin Xiangru : 国際カンファレンスの存在自体は中学生の頃から知っていたので、いつか参加してみたいと思っていました。海外のウィキメディア界隈の雰囲気や、活動を見てみたかったのです。海外に行ったことがなかったので、違う世界を見てみたいという理由もありました。

Ga2by:交換留学を機にウィキペディアの編集に参加し始めたこともあり、国際的な動向には強い関心を持っていました。幅広い国々のウィキメディアンの活動や関心を学び、ウィキメディア・ムーブメントに対する見識を深めたいと考え参加しました。

コヨミヤ:国際会議というもの自体に興味があったため参加しました。また、海外のウィキメディアンと交流してみたいという気持ちもありました。

Narumi.SBT:これまでポーランド、ケニアでのWikimaniaには参加したことがありましたが、ESEAP地域の会議は参加したことがなかったため。雰囲気を知りたいと思いました。

Miya.m:参加の動機は2点あります。ESEAPの存在は10年くらい前のWikimaniaに参加した際に知りましたが、今までノータッチでした。来年日本でサミットが開催されるとのことでしたので様子を確認したいと思いました。もう一点は「日本のWikipediaTown活動を世界の人に知らせねばならない」というある種の責任感みたいな意識がありました。

Wadakuramon:ESEAPの仲間たちに会えること、そしていっしょにセッションをできることが何より楽しみでした。

Eugene Ormandy:2023年以来、ウィキメディアの国際会議には毎年いくつか参加しており、今回も「定点観測」のつもりで参加しました。

さえぼー:今回のスカラシップ委員会のスタッフとして働いたため、参加しました。

えのき:ESEAP地域で活動してる人と直接会って、どんな人たちがどんなことをしているのか知りたいと思って参加しました。Wikimedians of Japan User Groupのスタッフとしては、ESEAP地域での連携強化を考えたいとか、来年大阪で開催するESEAP SummitのCOTの1人としてイベントの雰囲気や流れを把握したり、打ち合わせに参加する目的もありました。

VZP10224:Wikimedians of Japan User Group のメンバー一員として、また日本語版Wikipedia管理者として日本語コミュニティの現状についてESEAPメンバーからみた意見などを聞いてみたかったのと、来年のESEAP Summitの打ち合わせなどを行う目的もありました。

中山:ムーブメントコミュニケーション(ウィキメディア財団内のチーム名)の一員として、ウィキメディア運動と日本語コミュニティとの間でのつながりや理解を深めるお手伝いをしております。今回のESEAPカンファレンスもその機会の一つとして、参加者のみなさんをサポートするために参加いたしました。

初参加の印象

Ezokomachi:想像よりも大きなイベントで、発表を聞くだけでなくワークショップに参加したり、ポスター発表を見たり、3日間で本当に多くのことを学ぶことができました。ガイド付きの街歩きや、カラオケなど様々なアクティビティもあり、大変楽しかったです。基本的にはWikipediaしか触ってこなかった私ですが、この会議に参加したことでWikimediaのガバナンスに関するマクロな話から、各言語版ごとのミクロな話まで聞くことができ、Wikimedia全体への理解が深まりました。自分が今後どのように関わっていくか考える上でも、良い経験だったと思います。

のりまき:やはり想像していたものよりも大きな催しで、まずはびっくりしました。台湾のウィキメディア関係者のてきぱきとした運営を見て、日本のコミュニティももっと頑張っていかなければと感じ、今後、自分なりに貢献して行きたいと感じました。

Lin Xiangru:これといった不満を感じることなく、至れり尽くせりという印象です。英語が苦手で通用できるかなといった不安もありましたが、皆さんフレンドリーで、意外と日本語をわかってくれる人もいてびっくり。発表の日本語対応もしてくださったりと、他言語の話者を取りこもうという意向も感じました。発表はやはりハードルが高かった。ほかの日本人の方たちは皆さんお上手。
 観光もできるのかなと思っていたのですが、カンファレンスの発表が興味深く、ほぼ会場に入り浸ってしまいました。海外のウィキメディアンともインスタグラムやフェイスブックを交換して、たまにおしゃべりをしています。みんな日本語で話しかけてきてくれて、大変嬉しい。ウィキマニアで再会した際には、お土産交換できました。

Ga2by:想像以上に多くの参加者が集まり、複数のセッションが並行して開催されるなど、とても活気のあるカンファレンスであることに驚きました。また、ウィキメディア・ムーブメントを中心に、技術的な話からジェンダーをはじめとする社会課題まで幅広いテーマが扱われ、どれに参加するか迷ってしまうほど充実していたことも、印象として強く残っています。参加者もESEAP地域だけでなく、ヨーロッパにルーツを持つ方をはじめ、多様なバックグラウンドを持つウィキメディアンがいらっしゃったことが印象的でした。ウィキメディア・ムーブメントという共通の話題があることで、海外の参加者とも自然に会話を広げることができたと感じています。

コヨミヤ:興味深いセッションが多くあり、三日間みっちりと参加できました。休憩の際の食事や夕方の観光タイムなども楽しめて良かったです。ただ、やはり自分の英語力では海外のウィキメディアンとの交流だったり、発表内容を完全に理解したりすることが難しかったので、もっと頑張って学ぼうと思いました。

えのき:Wikimediaの国際カンファレンスはオンラインを除けば初参加でしたが、かなりフレンドリーな印象でした。トラックによってテーマが異なり、雰囲気も違っていました。サブトラックのWikidataや学生の活動、ESEAPのガバナンス、いくつかのワークショップも印象に残っています。

ESEAPカンファレンス2026のディナーで、台湾の民族衣装の参加者と共に

続きは「ESEAPカンファレンス参加者経験談(後編)」へ。

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