稲門ウィキペディアン会の Eugene Ormandy です。2024年6月、アルク社のウェブマガジン『ENGLISH JOURNAL』で、ウィキメディアの国際会議「ESEAP Conference 2024」を紹介したので、その要約を紹介します。
書誌情報
- Eugene Ormandy「ウィキペディアンたちの国際会議「ESEAP Conference 2024」【ウィキペディアの歩き方】」『ENGLSIH JOURNAL』2024年6月28日。https://ej.alc.co.jp/tag/CULTURE/20240628-wikipedia-11
記事概要
記事の構成は以下のとおりです。
第1章 ESEAP Conferenceとは?
第1章では、2024年5月にマレーシアで開催された国際会議「ESEAP Conference 2024」の概要を紹介しました。ESEAP Conference 2024 は、東アジア、東南アジア、太平洋地域のウィキメディアンが集った国際会議で、各地のグッドプラクティスを共有したり、ウィキメディアのガバナンスについての議論を行ったりしました。
第2章 文化保存活動など、さまざまな発表
第2章では、ESEAP Conference 2024 における発表をいくつか紹介しました。具体的には、ケント・ウィキ・クラブ、ウィキメディア・アオテアロア・ニュージーランド、WikiRenjana、中国本土の女性ウィキメディアンへのインタビュー調査などを取り上げました。また、「ESEAPハブ憲章」にまつわる議論の様子も、写真とともに紹介しました。
第3章 日本のウィキメディアンたち
第3章では、日本のウィキメディアンによる発表を紹介しました。具体的には、Wikimedians of Japan User Group メンバーのVZP10224さんによる、日本語版ウィキペディア利用者たちの属性やモチベーションに関するアンケートについての発表、書籍『70歳のウィキペディアン』の著者である門倉百合子さんによる発表、そして私とマレーシアの友人タウフィク・ロスマンによる共同発表を取り上げました。
第4章 国際会議の意義と成果
第4章では、このような国際会議は「ウィキメディアンが知見を深め、プロジェクトを発展させていく上で、非常に重要」と指摘した上で、参加したウィキメディアンたちによるレポートを紹介しました。
- MetaWiki [[ESEAP Conference 2024/Report]]
第5章 まとめ
最後に「ウィキメディア・ムーブメントに関心を持っていただくきっかけとなれば幸いです」と述べた上で、今回が「ウィキペディアの歩き方」最終回である旨を記しました。
まとめ
2024年1月より毎月書いていた「ウィキペディアの歩き方」の連載も、今回で一旦一区切りとなりました。半年間という短い間ではありましたが、ウィキメディア・ムーブメントの振興に少しでも役立てたとしたら望外の喜びです。
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