この記事では、名古屋市東図書館をウィキペディアの編集に活用した事例を紹介します。
経緯
私はウィキメディア財団のブログ Diff にて「東京23区の図書館をウィキペディアの編集に活用する」という連載をしています。その記事を読んだ名古屋の友人が「あれ面白いね。Eugene が名古屋来た時は東図書館でやろうよ」と誘ってくれたので、早速実行してきました。
事前調査
東京23区シリーズと同様、図書館を訪問する前に、その土地に関するウィキペディア記事にいくつか目を通し、編集する記事の目星をつけることに。今回確認した記事は以下のとおりです。
- [[名古屋市東図書館]] – 今回訪れる図書館。参照したのは 2021年9月4日 (土) 23:00 (UTC) 版。
- [[大幸南]] – 東図書館がある街。参照したのは2022年9月7日 (水) 13:28 (UTC) 版。
- [[東区 (名古屋市)]] – 東図書館がある区。参照したのは 2023年2月2日 (木) 14:04 (UTC) 版。
- [[文化のみち]] – 名古屋城から徳川園に至る地区一帯。東区の建物も含まれる。参照したのは2022年8月13日 (土) 02:27 (UTC) 版。
- [[名古屋市市政資料館]] – 東区にある公文書館。参照したのは 2023年1月5日 (木) 05:42 (UTC) 版。
正直なところ「これなら編集できそう!」という記事は見当たりませんでした。そのため、出たとこ勝負をすることに。まあなんとかなるでしょう。
図書館訪問
ナゴヤドーム前矢田駅で下車。プロ野球球団、中日ドラゴンズのユニフォームに身を包んでいた人でごったがえしていました。
いざ東図書館へ。駅に隣接しているので、あっという間に着きました。入口近くには、名古屋フィルハーモニー交響楽団のコンサートのチラシや、福祉関連の情報が掲載されたチラシが置かれていました。目につきやすい箇所に、地域の情報が集約されているのはとても素敵だと思います。
いよいよ目当ての郷土資料コーナーへ。『東区史(名古屋市)』という書籍の目次欄に目を通したところ、東図書館の節があったので早速確認。資料には「名古屋市の1区1図書館計画によって設置された最初の図書館である」という記述がありましたが、これはウィキペディア [[名古屋市東図書館]] には記載されていない情報だったので、喜び勇んで加筆しました。編集の差分はこちら。
あっという間にタスクをクリアできたので、友人とともに参考図書の棚を物色。『ランニング事典』や『日本の音楽人名鑑』といった、あまり見たことがない資料があり、気分が上がりました。また、東京23区シリーズと同様、私が愛してやまないプロレス本が置かれている棚も確認。あまり冊数はない印象でしたが、他の図書館では見たことがない『WWEの独裁者 : ビンス・マクマホンとアメリカン・プロレスの真実』があり、嬉しかったです。
まとめ
地域の特色がわかる図書館だと感じました。また、自分が暮らす街以外の図書館に足を運ぶことの意義を再認識しました。なお、東図書館は中日ドラゴンズに関する資料が豊富にあったので、ドラゴンズファンの方は是非。
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