稲門ウィキペディアン会が茨城県稲敷市の地域おこし協力隊員にレクチャーを実施

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稲門ウィキペディアン会の Eugene Ormandy です。2024年4月、茨城県稲敷市の地域おこし協力隊員である髙木佑恭さんにウィキメディア・プロジェクトのレクチャーを実施したので、その模様について報告します。

稲敷市にある逢善寺の入口。(小石川人晃, CC BY-SA 4.0)

経緯

大学時代の友人である髙木さんから「地域の情報発信に関する知見を深めたいので、ウィキペディアやウィキメディア・コモンズについて教えてほしいです」という連絡があったので、オンラインでレクチャーを実施しました。

レクチャー概要

1. ウィキメディア・コモンズについて

まずはウィキメディア財団の画像レポジトリ「ウィキメディア・コモンズ」について説明しました。具体的には、ウィキメディア・コモンズにアップロードされる画像にはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付与されるため、条件さえ満たせば自由に利用できることや、カテゴリを付与して似たような画像をまとめられることなどを紹介。また、地域の画像をコモンズにアップロードすることで、様々な活用可能性が生まれることともお伝えしました。

稲敷市立図書館・稲敷市立歴史民俗資料館。(On-chan, CC BY-SA 3.0)

2. ウィキペディアについて

続いて、ウィキペディアの主要なルールについて説明しました。具体的には、検証可能性中立的な観点独自研究は載せないといったウィキペディアの「三大方針」を紹介したほか、自分の下書きページを活用して実際の編集画面を提示したりしました。

三大方針を解説する図。(Ocdp, CC0)

3. 今後のコラボの可能性

最後に、地域の情報を整備するためのウィキメディア編集イベント「ウィキペディアタウン」について紹介しました。このようなイベントでは、地域に関連する主題のウィキペディア記事の編集や、撮影した写真のウィキメディア・コモンズへのアップロード、さらにはウィキメディア財団のブログ Diff へのレポート作成などができると紹介し、特に Diff へのレポートは簡単に翻訳できるので海外への発信にも活用できると伝えました。

まとめ

大学時代の友人がウィキメディアに関心を抱いてくれて嬉しかったです。今後、地域おこし活動とウィキメディア・プロジェクトの提携が促進されるといいなと思います。

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