ウィキメディアから私たちが得たもの

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註: 本稿は英語版Diffに寄稿された下記の記事をWadakuramonが日本語に翻訳したものです。
Eugene Ormandy (26 February 2024) “ What we have gained from Wikimedia”Diff.

本稿では、ウィキメディアンたちが何をウィキメディアから得たかを紹介します。

コメント

Eugene Ormandy (Tvcccp, CC BY-SA 4.0)
Caner (User: Kurmanbek) (Adem, CC BY-SA 4.0)
Basak (Manavpreet Kaur, CC BY-SA 4.0)
  • 今まで知らなかったキャリア・パスを知り、真にグローバルで成長し続けるコミュニティにアクセスする……これは世界のあらゆる地域に仕事仲間を持つことのようです。 — Wilson Oluoha (イボ語ウィキメディアン)
Wilson Oluoha (OtuNwachinemere, CC BY-SA 4.0)
  • 技術的ユートピアはまだ可能で、とても民主的であり得るという理想。 — Saebou (ウィキペディア翻訳プロジェクト@武蔵大学、日本語版ウィキペディア)
Saebou (Wikimedia Foundation, CC BY-SA 3.0)
  • 世界中の人たちと友達になる、重要でグローバルな運動に関与する、自分の国だけでなく世界中の異なる国々の文化的多様性を発見し楽しむ。 — Joycewikiwiki (ウィキメディア台湾協会、ウィキデータ台湾協会)
ESEAPハブ暫定委員会 (Dody Ismoyo, CC BY-SA 4.0)
  • 協力、調査、連携の力。これはウィキメディアンとしての旅で私たちが最初に学ぶことです。そして時間がたつにつれ、オープンソース運動やフリーソフトウェアの重要性を知り、これらがいかに世界をより良くするための要素になりうるかを知るようになりました。私がプロジェクトへの貢献を深め始めた高校生の頃、学校のカリキュラムに関係した良い記事を書くことが、クラスメイトのためになり必要だということに満足しました。2023年には私のウィキメディアへの貢献は、大学のプロジェクトに代わるものとして大学のカリキュラムにウィキメディアを取り入れるのが重要なことがわかりました。おかげで私には世界の数多くの国々に友人ができ、様々な価値を持つ国の人々と知り合いました。まとめると、ウィキメディアは皆さんに世界中の人々との連携と友情の重要性を教え、よりオープンな考え方、より自然で適切な百科事典記事の書き方、インターネット上に自分自身の言葉を普及させる良き人材になることを教えてくれます。ウィキメディアの価値観は、それを一度自分の人生に取り入れると、ここだけでなくあなたの人生全体をよりよくします。ウィキメディアは人類の無形の一部です。これが私が学んだことの概要です。 — Nikos Likomitros, ギリシャのウィキメディアン
Nikos Likomitros (Jan Beránek, CC-BY-SA, 4.0)
  • ウィキメディアンとして、世界中のボランティア仲間を知り、出会い、学びあうことは、私の知識基盤を豊かにするだけでなく、オープンな知識、オープンな価値観、コモンズへの貢献、私たちのコミュニティや組織だけでなく、私たちが関わる他のチャンネルとも共有するという私の主張を確固たるものにしました。それはまた、アドボカシー活動や公共政策などに関りながら、私の能力や可能性や性質を、コミュニティ構築、連携、女性の力の向上に分かち合うことができました。 — Lady01v (Shared Knowledge Asia Pacific)
Lady01v (Lady01v, CC BY-SA 4.0)
  • ウィキメディアから「見返りを得る」ことは、少なくともウィキメディアの世界では好まれません。ウィキメディアのアウトリーチの枠組みでは、私の経験からボランティアの時間が決して見返りのないものではないことがわかります。「ボランティアの時間」と命名すると、本来は無報酬であっても、さまざまな報償を受け取ります。これは人類の知識の宝庫への貢献の満足と、自分の仕事が何千、何百万もの聴衆に届く嬉しさ、新しい知識とスキルの獲得を含むかもしれません。特に教育機関でのウィキメディア活動では、文化的背景にもよりますが、多くの利害関係者に学生はウィキメディアに関わることで多くを得ることを説明する必要があります。もし何も利益を生まないと主張するのなら、立ち去るしかないのです。

    運動への参加を通して、私の活動は多面的になりました。私は明らかに成長し、日々に受け取る膨大な情報への批判的思考力を構築し、伝統的力が不足しているグループを率いる力を身につけるようになりました。この旅により私は内向的人間から、自信に満ちた人物になりました。

    ウィキメディアは、私の仕事に影響するような不都合な真実に取り組む勇気を与えてくれました。私が得たものは多岐にわたり、私は個人的にも職業人としても明らかに成長しました。 — Mrb Rafi (NDEC Wikipedia Editorial and Research Team)
Mrb Rafi (Mrb Rafi, CC BY-SA 4.0)
  • 英語版ウィキペディアやウィキメディア・コモンズで他の編集者と協力する仕事を通して、私はメディアの主流派からしばしば疎外されている人々の歴史を記録し、彼らの声を増幅する能力を身につけました。私たちはこの広告によらず非営利の百科事典を、現在の高度に政治化された「ポスト真実」の時代にこれまで以上に必要としているのです。 — Funcrunch (Wikimedia LGBT+ User Group, 最優秀メディア貢献者賞2023)
Funcruch (Guinevere Park, CC BY-SA 4.0)
  • 知識を共有し、知的な権利の平等を推進するために一緒に働くことを愛する世界中の友人たちを私とつなげてくれる。 — Jessie Mi (East Asia Regional Ambassador of Art and feminism, Director of Wikimedia Taiwan)
ESEAPカンファレンス2022 – シドニー湾クルーズ (Gnangarra, CC BY 2.5 AU DEED)
  • 他のウィキメディアンと繋がることで、自己革新とコミュニティのための制限のない機会が開かれる。
  • 私たちの物語と成功を他のウィキメディアン仲間と共有することで、人々は運動をもっと進める気持ちになる。
  • 決して挑戦を止めず、それぞれの貢献が違いを生み出す。— Taufik Rosman (ウィキメディア・コミュニティ利用者グループ・マレーシア)
ウィキマニア2023でのマレーシアのウィキメディアン! (JjurieeeCC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

世界中の全ての場所や話題からの信頼できる膨大な知識と共に、ウィキメディアは私に次のことを与えてくれます……

  • 私の興味と技能を、高度に専門的で国際的環境の中に発展させる機会。
  • 私の属する地域社会について知り、その知識を世界中の人々と共有するために協力する機会。
  • 文化的背景や主張や仕事のやり方が異なっていたとしても、共通の大きな目標を人々と協働することを学ぶ(学び続ける)経験。
  • 世界中からの友達!
  • 全体として、世界を良い方向に変えようと決意し、知識を共に構築する上で全員の貢献が重要で、誰もがそれにアクセスできるようにすることを決意した、世界に広がるコミュニティに参加する喜びと情熱。 — Diego de la Hera (ウィキメディア・アルゼンチン and Wikimedistas Calamuchita)
Diego de la Hera (BugWarp, CC BY-SA 4.0)

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