元記事:Welcoming Parters into the Wikimedia Ecosystem: Lessons from ESEAP Conference 2024 / 29 May 2024 by Sakti Pramudya and Tofeiku
ESEAPカンファレンス2024 は、2024年5月10日から12日までコタキナバルで成功裏に開催されました。会議にはアジア太平洋地域全体からおよそ150人のウィキメディアンが参加しました。今年の会議はESEAPハブの基盤強化の出発点となっただけでなく、運動のパートナー(協力組織)がESEAP連携団体と初めて協働する機会となったことで、特別なものになりました。
ESEAP会議コア組織委員会は、このイベントの初期計画の中で、ESEAP連携団体の視野を広げ、それぞれの国でのウィキメディア運動の存在感を強める努力を支援するパートナーと関わる力をつけていくためには、運動と連携する団体がこのイベントを支援することが極めて重要だと考えました。この考えに基づき、私たちはこのイベントに興味を示す可能性のある組織に働きかけを始めました。私たちは地元マレーシアのパートナーに加え、イベントに発表者を派遣したグローバル組織にも協力してもらうことができました。
イベントの主催国として、私たちはマレーシアの様々な公的機関から惜しみない支援を受けることができました。サバ州教育省は、教員教育研究所ケントキャンパスおよび寄宿学校とともに、会議に積極的に参加し、教育カリキュラムの中へウィキメディアの内容を統合するための価値ある洞察を提示しました。
特にケント・ウィキクラブが、マレーシアのカリキュラムの枠組みの中で重要な能力開発の取り組みであるウィキメディア・コンテンツの強化に学生たちが参加する、模範的モデルとして認知されたことを嬉しく思います。さらには、サバ州立図書館が、プレイベントである先住民族言語のウィクショナリーワークショップの会場をご厚意で提供してくださいました。このワークショップには、先住民族言語の保護に務めているサバ文化委員会も参加することで、充実したものとなりました。
アジア太平洋地域全体からの参加者を迎え、サバ州観光局は様々な文化バフォーマンスの提供を企画し、会議参加者を魅了しました。私たちはウィキメディア財団グローバルアドボカシーチームからの支援を受け、マレーシアデジタル省代表の出席が可能になりました。彼らの参加により、ウィキメディア運動がAI規制の草案作成過程にいかに貢献しうるかについての、有意義な議論が可能になりました。
地元のパートナーに加え、会議を通してセッションに積極的に参加した様々なグローバル組織の支援を受けることができました。モジラ財団代表のジェス・ウェイド氏は、ESEAPのウィキメディアンたちがモジラのコモン・ボイス・プロジェクトにいかに貢献できるかについて貴重な考えを披露しました。マレーシア駐在スウェーデン大使館のロバート・レイヨン氏とウィキメディア・スウェーデンのエリック・ルース氏は、それぞれの機関とESEAPの連携団体との協働の成功例を紹介しました。ユネスコ・ジャカルタ現地事務局のエスター・ディナ・シホンビン氏は、最近のウィキメディア・インドネシアとの連携についてセッションで発表し、ウィキメディアンと文化活動家を対象とした、誤情報/偽情報対策トレーニングについて触れました。ウィキメディア・ドイツのアラン・アン氏は、ウィキデータ・プロジェクトでの協働の機会を紹介し、パートナーについてラインアップしました。
イベントの間でのウィキメディアンたちとの交流を通じて、ESEAPカンファレンスに参加したパートナーの方々は、ESEAP地域のウィキメディアンたちの目覚ましい努力に対しどのように意義ある支援をできるのかについて強い興味を持ってくださいました。彼らはウィキメディアンたちの大歓迎を受け、私たちのコミュニティとの連携を強く希望しました。このイベントはこの地域の運動に連なる組織との、より広い強力のきっかけとなるものです。自由な知識に貢献するグローバルな運動として、同じビジョンを共有するパートナーと協力するのは不可欠です。この連携に限界はなく、地平線を超えて必ず実現されるでしょう。
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