大規模言語版ウィキペディアであるセブアノ語版ウィキペディアに、新しいセブアノ・ウィキクラブができました!シェアード・ナレッジ・アジア・パシフィック(SKAP)がセブアノ・ウィキクラブのコアチームと協力して設立したもので、何か月もの調整、計画、実行準備を経てようやく実現したものです。
南フィリピンのクウィーンシティであるセブの、メディア専門家、ブロガー、ビデオブロガー、インフルエンサーたちのコミュニティーからゲストが集合し、設立に参加しました。ウィキクラブの支援を表明した教育省からも招待者が来ました。
コアチームメンバーの育成は設立に先立って行われ、セブの新しいウィキメディアコミュニティをSKAP職員が支援して訓練しました。彼らはフォトウォーク、エディタソン、トレーニング、そしてウィキクラブの将来の提携先と連携構築を行いました。彼らは適切なパートナーを特定し、ウィキクラブがどのようにプロジェクトを実施するか、メンバーがどのように出会い、新規参加者を訓練するかを検討しました。
設立の翌日、ウィキクラブは地元のニュースに載りました。メンバーたちは自分のウィキペディアアカウントの作り方や、編集を始めるために必要な事を学びました。メタウィキにはたくさんの資料が用意され、その他にも利用できるリソースが共有されました。
設立後に、メンバーはセブ市のメインストリートに沿ったフォトウォークに招待され、生活遺産や地域文化や記念碑を撮影し、ウィキメディア・コモンズにアップロードすることができました。
参加者たちは、セブアノ語版ウィキペディアが、600万以上のセブアノ語記事がある大規模言語版ウィキペディアであり、それが人間によるものでなく自動生成プログラムのLSJbotにより作成されたことを知り、驚きました。2017年、一部のウィキメディアコミュニティメンバーがプロジェクトの閉鎖を申請し、2018年にそれは「セブアノ語版ウィキペディアのコミュニティが、ボットにより自動生成されたコンテンツのプロジェクトをどうするか、自分たちで決めることだ」との結論に達しました。セブ・ウィキクラブのメンバーは、セブアノ語版ウィキペディアの質の向上を約束し、開かれた知識のセブの財産を共有するグローバルな知識の保存庫を編集し執筆する技術的側面のより多くの訓練を要望しました。
フィリピン統計局 (PSA) の2020年のデータによると、セブアノ語はフィリピンで5番目に話されている大規模言語のひとつで、世帯の6.5%の人々が話しています。フィリピンの主要言語はタガログ語です。
設立後に、セブ・オンライン・プレスの記者団は、地域のウィキペディアに独自の内容を増やすことができるように、セブアノ語版ウィキペディアの編集方法のトレーニングを求めました。
SKAPのトレーナーは、ウィキペディアの編集における引用の必要性と、異なる視点への配慮を語り、信頼できる編集の重要性と良い編集のための出典の大切さを理解させました。またパブリック・ドメインの情報を共有するのは開かれた知識であり、開かれた知識の保存庫に貢献するのはセブアノ語話者が彼らの文化、遺産、そして言語等を不滅なものにできる良い取り組みであると強調しました。
セブアノ語版ウィキペディアは、その強大さと深さがあるのに、人間のコミュニティの欠如が10年以上続いていたのを思い出してください。SKAPはメディアや記事の執筆者やコミュニケーションインフルエンサーの助けを借りてコミュニティを設立しました。その結果、セブ・コミュニティは人間の編集者による、セブ・ウィキクラブを誕生させることができたのです。
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