本稿では、2023年9月にリニューアルを実施した三康図書館の変化の模様を、ウィキメディア・コモンズを活用して紹介します。図書館やコミュニティ・アーカイブ、ウィキメディア・プロジェクトに興味がある方のお役に立てば幸いです。
経緯
三康図書館は今まで何度か訪問しています。2022年9月21日には、友人のウィキペディアンたちと書庫見学会を実施しましたし、2023年6月9日には職員の皆様にご協力いただき、ウィキペディア編集イベント WikipediaSanko を開催しました。これらの様子は、ウィキメディア・コミュニティのブログ Diff でレポートしているほか、ウィキメディア・コモンズに写真をアップロードしています。
- Eugene Ormandy「ウィキペディア編集者が東京都の三康図書館を見学」『Diff』ウィキメディア財団、2022年10月11日。2023年9月21日アクセス。
- Eugene Ormandy「三康図書館でウィキペディア編集イベント WikipediaSanko を開催」『Diff』ウィキメディア財団、2023年6月12日。2023年9月21日アクセス。
冒頭で紹介したとおり、三康図書館は2023年9月にリニューアルを実施しました。具体的には、閲覧室とロビーの床面をカーペットに張り替え、閲覧机と椅子を新調したとのこと。せっかくなので、その変化の模様をウィキメディア・コモンズで記録しようと思い立ち、2023年9月21日に三康図書館を再訪しました。図書館では、以前撮影した写真と同じ角度で写真を撮影し、ウィキメディア・コモンズにそれらをアップロードしました。
比較
まずは閲覧室の様子を比較してみましょう。机と椅子が新調され、カーペットが敷かれるなど、大きく変化していることがわかります。
棚も比較してみましょう。リニューアル前は本がぎっしりと並んでいたのに対し、リニューアル後は展示パネルが設置されています。
入口の様子も比較してみましょう。大きな変化はありませんが、新たに看板が設置されています。看板には可愛いイラストとともに「ご自由にお入りください」と書かれていました。
まとめ
本稿では、三康図書館が行ったリニューアルの様子を、ウィキメディア・コモンズを活用して簡単に紹介しました。今回お示ししたように、ウィキメディア・コモンズは、ある事物の変遷を辿る上で非常に有益なツールとなり得ます。コミュニティの歴史に関心のある方や、「この街もすっかり変わっちまったなあ」と一度でも思ったことのある方は、ぜひ写真を撮影してウィキメディア・コモンズにアップロードしてみてください。10年後に貴重な資料となっているかもしれませんよ。また、余力のある方はぜひ、本稿のような「ウィキメディア・コモンズから見た、ある事物の変遷」についてのまとめを作成してみてください。様々な方の論考が読めることを楽しみにしております。
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